台湾にきたら見かけたことあるかもしれない、黒いゼリー。
何かご存知でしたか?
答えは、仙草。
実は植物由来の天然ゼリーなのです。ハーブの葉っぱを少し大きくした感じで、茎をじっくり煮込んでそれを濾した出汁が固まって、あの黒いゼリーになります。古くから台湾では食用にされ、一般の生活の中に溶け込んでいる食べ物です。そして、それを氷や白玉や各々のトッピングで頂いたり、温かくしてゼリーではないスープ的なものとしても楽しめたりします。その効能とは。。。
主に、解毒作用や解熱作用。そして、糖尿病、高血圧、やけど、熱中症、風邪、関節などその他あらゆる疾患などに効能を持つとして台湾では親しまれています。夏は主に仙草氷など冷たいデザートとして。冬は焼仙草でホットな出汁をスープ的に飲むスイーツとして。
味は、少しハーブっぽい渋みがありつつも、黒糖蜜、コーヒーフレッシュや白玉などを混ぜたりした仙草氷は何となく爽やかなコーヒーゼリーに近い感じ。焼仙草はそのままの出汁で、とろみがついていますが、冬に飲んでみたら、これは効きそうって思えます。「良薬口に苦し」的な感じ。
作業工程が面倒なので、今では手作りが減っていると思いますが、もし見かけたら是非味わってみてください。
パイナップルケーキや、マンゴーかき氷よりも古くから存在するだろう仙草スイーツ。ある意味台湾スイーツの王道かもしれません。
それでは、明日からまた新しい一週間。加油!(頑張っていきましょう!)
では。。